化学工業用原料として利用
チタンは生体への拒絶反応、アレルギー反応がないだけでなく、温度変化の激しい口腔内でも材質が変化しないようです。
ハイドロキシアパタイト入りはみがき剤はこの再石灰化を促進するという目的のはみがき剤なのです。
しかしこの作用はそれほど強いものではなく、それほどこの歯磨き剤に頼る必要はないのではないかと思うのです。
また表面をザラザラに加工した粗造面タイプ、逆にツルツルにした研磨面タイプなどがあるのです。
ハイドロキシアパタイトは、歯や骨を構成する無機質の主成分なのです。
Caとリン酸の反応で合成され、湿式合成、水熱合成などで人工的に作ることも可能となっているのです。
そのチタン・インプラントをさらに進化させたものがHA・インプラントなのです。
チタン表面にハイドロキシ・アパタイトをコーティングさせたもので、通常のチタン・インプラントと比較すると歯との結合が早いのが特徴となっているのです。
動物の骨・歯の主成分はカルシウムとリンですが、歯のエナメル質の約97%がこのハイドロキシ・アパタイトで出来ていることからも結合の早さが納得できるのです。
一方で、近年のインプラント改良はすさまじく、歯周病への対応として、インプラントの上の部分はチタンそのままで、下3/4だけハイドロキシアパタイトをコーティングするなどの工夫が凝らされているのです。
ハミガキは、歯の汚れをとるものだから、汚れを効率的に落とすというのがひとつの目的なのです。
でも、ただ汚れを効率的に落とせばそれでいいのかというと、そうではないようです。
生体適合セラミックスハイドロキシアパタイトが開発されたのです。
化学成分であるハイドロキシアパタイトは、人間の骨の成分とほぼ同じなのです。
大切な身体の中に長期間いれても安全で、時間が経つと骨と融合し身体の一部となるのです。
口に入れるものだから身体にやさしいものがいいに決まっているのです。
口の中は粘膜です。口腔経由の、栄養素吸収の話を聞いたことがあるんどえす。
ということは、身体に悪影響のあるモノも吸収してしまう可能性もあると言うことなのです。
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